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六甲台テラス物語

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2007年 02月 27日

香と共に飛ぶ

今日、99歳で大往生の人生を終えた、ひいばあちゃんの葬儀でした。
親戚中の幸・不幸を背負い、懸命に生きた、誰もが頭の上がらない人でした。
きっと、これからは菩薩となり、僕らを見守ってくれるでしょう。

僕は葬儀後の住職からのお説教が好きです。
今日は、こんなお話でした。

『身は花と落つれども心は香と共に飛ぶ』
これは、弘法大師聖語抄の一文で、身体や花は死ぬと枯れ落ちるけど、
存在や教えは、蜜の香りのように、いつまでも飛び続ける、という意味だそうです。

「香典』の意味です。
今は、お布施のようにお金を入れるのが当りまえですが、
本来は『お香』を入れてたそうです。
それは、昔、あるインドの兄弟がお釈迦様を自宅に招くのに、目印として、
屋根の上でお香をガンガン焚いたそうです。
それが由来で、故人にお釈迦様を会えるように『お香』を渡すそうです。
だから、今となると、このお金で、『お香』を買ってねーな気持ちで香典しましょう。

おばあちゃん、最後まで素敵な時間と教えをありがとう。

by rokkodaiterasu | 2007-02-27 23:03 | 考えるモノ


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