カテゴリ:読むモノ( 30 )


2007年 12月 11日

ハッピーバースデーという本に出会った

『おまえ、生まれてこなきゃよかったよな』

11歳の誕生日に兄から言われる、こんな言葉から物語は始まる。

親の愛ってなんだろう。家族って、同級生って、優しさって何だろう。
家庭も学校も自分勝手のかたまりで、自分が可愛くて、
でも自分から逃げていて、他人を傷つける。

こんなシーンがありました。
『じいちゃんとばあちゃんにはワタシの気持ちが通じました。
それはわかろうとしてくれたからなんです。
ワタシを信じて分かろうとしてくれたからです』

『人間は日々変わっていく。変わって行く為に学ぶんだ』

『まずは相手を信じてみることだ。
相手を信じること、許すことは、自分を大事にすることでもあるんだよ』

ある大切な方から『読んでみ』といただきました。
久しぶりに1晩で読み切ってしまった本です。
夜中で自宅で良かったと思うほど、泣きじゃくりました。
これは電車では読めないよ。

初版2005年
金の星社
ハッピーバースデー

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by rokkodaiterasu | 2007-12-11 22:17 | 読むモノ
2007年 11月 17日

Why do you read a book?

本が好きです。
雑誌も新聞も好きです。
漫画はあまり読みません。
家にテレビは置いてません。
それはきっと、活字から読み取る空気感と本音を感じれるのが好きなんだと思います。

基本的にミステリーを好んで読みますが、自分だけその事件の全容を壁の影から
こそっと見ている感覚がたまらない。
自分の人生で出会える人なんて限られていて、本の中で出会える方々の
考えや発言や生き方から学ぶことが多い。
レイモンドチャンドラーの探偵フィリップス・マーロウや、大沢在昌の佐久間公のように、
窮地にたっても人を想いキザな言葉を吐ける人に成れないから、憧れる。

お遍路歩いてるときに、そうやって歩いて人生の道幅を拡げてると、
人生踏み外さないね。とある方に云われた。
本も然りだと思う。
読むことで知識を蓄え、人生何かあったときの幅をもたせる予防策だと思う。

いまは藤原伊織の遺作、『名残りの火』を読んでます。
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by rokkodaiterasu | 2007-11-17 18:34 | 読むモノ
2007年 10月 02日

目指すは コレナリ

久しぶりに雑誌のまとめがい。
そんな予定はなかったのに、そうさせたのは石田衣良とポルシェ911。
ともに憧れであり、五感のシンクロするところ。

偉そうにいうが、911はナビで1度しか乗ったことないが、あのカッチリ感と背中を蹴飛ばされる
感覚は忘れない。しかも993のカブリオレだった。

石田衣良は人を大切にする方だと思う。登場人物を丁寧に生かす。
対談で『好きなだなーと思う人がいると、一生懸命、その人の物真似歌合戦をする』と。
『そしたら分からないなりに、いろいろ思えてくる』と。

あと、BRUTUSの『言葉の力』

秋の夜長、ワクワクと願いとウンチクを分けてもらえそうです。

ちなみに、去年の明日からお遍路に出たんです。
もうあれから1年。
いろいろ思い返す、これから数日になりそうです。


遍路日記
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by rokkodaiterasu | 2007-10-02 21:27 | 読むモノ
2007年 08月 27日

14歳の読書感想文

夏休み最後の日曜日。
読書感想文でも書いてみます。
タイトル・石田衣良 『4TEEN』


自分がもし戻れるなら、いつに戻りたいか?
僕は高校です。もっと以前、小学生にでも戻って、イチから勉強・・なんても思うけど、
高校と考えるのは、かけがえのない友達と出会えたから。

この『4TEEN』も、14歳の中学生が、かけがえのない友達4人で、東京・月島を
舞台に遊びや恋や性、病気、死などを共感し感じ合っていく作品でした。

神戸の郊外の中学校で育った自分と、銀座が目と鼻の先の月島で育つ彼らと、
自分とは10年違う時代背景の物品感覚の違い。もちろん異性に対することも。
遥かに大人な14歳だけど、悩む規模が違うだけで、基本は同じ。
自分もあった好奇心や街への憧れ、対立するグループへの喧嘩の怖さ、
親への不満、裕福な友達への嫉妬、誰が初めに彼女を作るか。
大人になったいまも似た感覚で存在するソレに、懸命に努力しながら、
自分達の感覚や自転車で駆け回る彼らを見て、もっと素直に仕切り直したいと
思わせてくれた。友達がいれば何とかなる。誰かが笑ってくれる。

最後の章で、誰にも言ってない秘密をバラすシーンがあり、
それぞれが正直な気持ちを告白する。
自分のイチバン弱いとこをさらけだし、でもそれが出来るのが強いってことだと云う。
親が子供に暴力を振るう家庭のダイ君が云う。
『暴力を受けた子供は、その子供にも暴力を振るう。虐待の連鎖だ。
オレは自分が怖い。未来のオレが怖い。大好きなもの、一番小さなもの、
オレの子を、この手で壊すかもしれない自分が怖い』
 そして友達が云う
『ダイはきっと幸せになる。ダイの子供も同じだ。
鎖はダイが気づくことで切ったんだ』と。

そして最後にテツロー君が云う。
『僕が怖いのは変わることだ。みんなが変わって、いまここの気持ちを忘れることだ。
大人になり、あれは中学生の戯言だったと。そんなときこそ今の気持ちを思い出そう。
変わっていいことがあれば、変わらないほうがいいこともある』

教えてくれるのは、いつも仲間だ。
親は大切だけど、教師や上司も偉いけど、親友は遠くからでもいつも感じてくれてる。
それに甘えてはいけないかもだけど、大事に素直に思っていきたい。
いつもありがとう、みんな。
そしてありがとう、4TEEN。

ちなみに、そんな最後の日曜は今夏初の海水浴で明石の林崎に行き、
夜は月が綺麗だったから、テラスで七輪だして明石の魚を焼きました。

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by rokkodaiterasu | 2007-08-27 01:38 | 読むモノ
2007年 06月 07日

春の終わりの2週間

小説のタイトルでイチバン好きなのは、片岡義男の
『夏から秋にかけての短編』である。内容は覚えてない。

先日のテラス会で、石田衣良の新作短編小説をいただいた。
もう、完全に石田衣良のファンである。

その中に『秋の終わりの2週間』というタイトルの作品があり、
34歳の妻と、50歳の夫の幸せな話しである。
妻の誕生日が話しの舞台であり、
『もちろんそうだ。プレゼントは贈る側の楽しみだ。金を払ったうえに、
他人にくれてやる。キリストみたいなもんだ。
無私になるというか、自分にはマイナスしか残らないのだが、
なんだか愉快なんだ』

プレゼントは、モノはもちろんだが、相手を想い探す時間が何よりの
プレゼントだと僕は考える。

また素敵な人々、小説で出会えました。ありがとう。

いま、初夏のam3:50
素敵な静かな夜です。
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by rokkodaiterasu | 2007-06-07 03:47 | 読むモノ
2007年 05月 04日

愛すべき人

先々月行ったライブにゲストで出て来た、榎本くるみに胸を打たれた。
先月のFM802のヘビーローテーションに、愛すべき人が決まった。
毎日流れてくるこの声、歌詞に心揺さぶられ暖めてもらった。
これからもこの歌詞を感じていきたいから書いておこう。


『榎本くるみ 愛すべき人』

痛いことや苦しいことから ずいぶん逃げた
自分を追いつめた先は別れだった
いまの自分がアナタに伝えられることなんて
ねぇ 何もほんとは無いのかもしれないね
夜空に今日もアナタの笑顔が仕草が浮かんで消えて涙こぼした
愛すべき人がいる 私のあらゆる全てを
心にいるアナタに捧げられたなら
愛すること諦めず 夢を追いかけていけるなら
見失って来た 見ようとしなかった愛がみえるかな

時間だけがフタリの季節を置きざるように
取り残されたままの私じゃ駄目だよね
明日に迷う時にも 互いに自分が信じたままに選べるように

同じ空のどこかでそれぞれの今を歩いてる
遠く離れてもこの手を繋げたら
分かれ道に立ち止まるとき
自分を疑ったりするときも強く望むこと
どうでもいいなんて言ったりしない

愛すべき人がいる
私のあらゆる全てを心にいるアナタに捧げられたなら
愛すべき人とともにまた夢を追い続けたい
見失っていた見ようとしなかった
アナタのいない道で
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by rokkodaiterasu | 2007-05-04 03:56 | 読むモノ
2007年 04月 06日

石田衣良 眠れぬ真珠

アナタはダイヤの女ですか?パールの女ですか?
誰が見ても輝く女ですか?うちに秘めたものが輝く女ですか?

初めて石田衣良の小説を読んだ。
コラムやテレビ解説などで拝見してて、この人の恋愛観には共感するはずと
思えてて、今回「眠れぬ真珠』という昨年4月初版の作品を読んだ。
ストーリーは、45歳女性版画家と、28歳映画監督の卵との恋話。
自分は下り坂と云う女性と、壁に当たった未来ある男性。
女性の心が溶けていくのが素敵でした。

ここ最近で読んだ本で、ここまで先を読みたかったのは無かったです。
石田衣良に出会えてよかった。

『私たちに未来なんてないのよ』
『でも現在がある』

「今の、このときを忘れないでね。
私のこと忘れないで』
『どうして忘れないでなんていうんですか。
まだ始まったばかりなのに』

この作品には昨日より今日があります。
それが恋愛の基本ですよね。
いま出会ったアナタにとって初めての男にはなれない。
でもゴールの人にはなれる。
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by rokkodaiterasu | 2007-04-06 12:47 | 読むモノ
2007年 03月 29日

三代目魚武濱田成夫にシビレタ

いま、FM802に三代目魚武濱田成夫が出演してた。

『こころの身長』って歌を唄った。

女の子達も、こう思ってるはずだ。
私、背が高いだけの人より、私より心の身長が高い人が好きってね。
だから俺、もっともっと伸びてやるぜ、こころの身長。

他に3曲唄った。全てにシビレタ。
アルバムを買いにいこう。詩集を手にとってみよう。
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by rokkodaiterasu | 2007-03-29 21:04 | 読むモノ
2007年 03月 28日

時空を越える往復書簡

いつだったか、何の雑誌か忘れたが、この2冊の小説が紹介されてた。
『風の盆恋歌』『天の夕顔』
この2冊に共通するのは、不倫と土地の舞台があることだ。
その雑誌にも、その共通点で紹介されてたと思う。

『天の夕顔』は、その雑誌を見てすぐに古本屋で手に入れれた。
かなり前なので内容は忘れてしまってる。
昭和29年初版。東京に住む学生と、京都の人妻の恋だったはず。
したためた、丁寧な溢れんばかりの恋文が切ないです。
またこの機会に読み返してみよう。

『風の盆恋歌』は、いままで探していたが出会えなく、先日、偶然に『これ面白いよ』
と戴いた。やっと出会えた。
昭和62年初版。学生時代を金沢で過ごした級友が、その中で黙ってはいたが
想う男女がいて、それぞれ違う人を結婚し、幸せに50歳まで暮らす。
でも、学生からの想いは消えず、富山・八尾の『おわら盆踊り』を舞台に燃え、
お互い命の消え行く処を求める。
学生時代にフタリで読んだ詩集を引用した手紙に大人の恋が絡んでました。

同じような内容の小説で、気に入って3回読み返した宮本輝の『錦繍』
ある旦那の事件がきっかけで離婚したフタリが、偶然に再会し、
お互い全く違う人生を歩んでいて、それぞれの想いや、なぜ別れたかの真実を
往復書簡で綴る小説。

メールは便利だし、気持ちも十分伝わると思う。ただ、ダイレクトなだけに返事を待つ。
手紙というのは、一方通行なモノだと思う。だから本音を綴れる。

天の夕顔の一文、

しかし考えてみれば、人間として、この世に生まれてきたことの寂しさのなかにあって
あの人に逢えたということは、それだけでもわたくしにはありがたく、
たとえようもない喜びに思われたのです。
世間には生まれてきて、そういう人にかつて生涯一度も逢わなかった人もたくさんいる。
むしろ多くの人はたいていそうであるかもしれない・・
そう思うと、自分の運命など決して不幸どころではないと思われたのです。
むしろ私は今までの神の意志に対して感謝しなければならない・・


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by rokkodaiterasu | 2007-03-28 22:48 | 読むモノ
2007年 03月 16日

六甲古本市

阪急六甲駅から山側のエイブルの横を山手に上がる一方通行道を行くと、
『神戸青年センター』があり、たまに古本市をしてる。
昨日から始り、初めて行ってみた。
規模は小さいです。でも安いし、内容が濃く、コダワリの本が多かった。
英独や英仏、日印辞典なんかもあり、英仏はなんとなく欲しかった。
辞書や写真集などは300円、ハードカバーや文庫は100円。
ですが、自己申告で、代金を箱に入れて持ち帰ります。僕は千円ぶん買いました。

前から探してた、司馬遼太郎の『空海の風景』・五木寛之の「内灘夫人』
コラムや短編を読んで、絶対恋愛感が合いそうだと思える石田衣良。
村上春樹がオウム信者にインタビューした『約束された場所で』・・etc

カバーが格好良かった三島由紀夫『文章讀本』。
文章様式の面白さを解明した読本です。S34初版。

そして、『私が選んだ 格言集』
50音順に世界の格言が載ってます。
まだまだ読んでないですが、気に入ったのを紹介します。


・当たり前の義務を忠実に果たしたい

・愛は死の如く嫉妬は墓場の如く残忍なり

・愛情あれ、親切なれ

・浅瀬を渡りたる人はその深さを知る

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by rokkodaiterasu | 2007-03-16 18:39 | 読むモノ