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六甲台テラス物語

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2008年 06月 20日

いよいよスペイン

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マラガで偶然撮れた、ステキなカップルです。

旅をしていて、ヨーロッパの男女のスキンシップに共感した。
公衆の場でもキスをしたり抱き合ったりするのは文化だから
それもとてもステキだけど、年配のカップルでも手を繋ぎ、キスをする。
日本人は心で繋がろうとするけど、欧州人は肉の繋がりの大切さも
知っているのだろう。それが大事で、僕もしていこうと思った。


さて、スペインに上陸です。
バルセロナに夜に着き、地下鉄で日本人が経営する電話予約していた宿へ向かう。
スペインといえば治安が悪いイメージで、夜の地下鉄・夜の道なんて、
最高のソワソワして歩いた。
宿につき、部屋でゆっくりしようと思ったら、オーナーに、
もう出て行かないのか?と聞かれ、夜の街はスリなどで危ないのでは?と言うと、
『あのね、いま日本で振り込め詐欺に合った人がいれば、アホだなと思うでしょ。
 それと一緒。気をつけていれば大丈夫』

確かにそうなんだ。情報だけでその街・国・人を判断しちゃいけない。
自分の身体のアンテナで感じてから、答えを出すべきだ。

結局、街には出なかったけど、気が楽になった。

バルセロナは生き生きとした活気ある街だった。
ただ、イタリアやフランスって、街の雰囲気や、車、店などが自分の国のが多く、
スペインや日本もそうだけど、他国のものが入りすぎてて、オリジナルを
感じられないって気がした。それも文化だけどね。

予想以上に寒く、小雨がぱらつくバルセロナを歩く。
宿のオーナーが言っていたけど、この季節に気温が20度くらいや、
雨が降るって異常気象らしい。

バルセロナのランチは当りだった。
お腹すいたなぁと歩いていて、なんか観光客相手の店が多くて、
パンでも買って公園で食べようかなと思っていたら、気になるその店があり、
いかにも地元っぽい人しか居ないから、かなり躊躇したけど、思い切って入る。
店員は英語も話せないし、メニューは当たり前に読めない。
ランチセレクトコースみたいだったから、ぐるりと周りを見渡し、
美味しそうなのを食べてる人のを指して『あれ!』と。
次のセレクトで、また見渡し『あれ』と。
かなり無謀だったけど、かなり美味しい料理を食べれた。

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そのレストランから歩いて5分くらいでサグラダファミリア。
行って良かった。見れて良かった。
外観の魅惑さと、間近の親近感に驚いた。
1882年から工事が始まり、いまだ建築中。
中も、エレベーターで登った塔上も、ふつうに工事人が作業されてる。
全てが石で出来ているらしく、正面の石像や塔にはりつく鳩のオブジェ、
降りる時の小さな急な螺旋階段など、感動した。
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バルセロナ


バルセロナから、首都のマドリードを通過して、アフリカ・モロッコや
ポルトガルに近いアンダルシア地方のマラガへ行く。
スペイン国鉄の新幹線『AVE』で6時間。
長旅だし、1等席に乗る。仕事がデキそうなビジネスマンが多い。
AVEは乗る時に空港みたいなX線検査があったり、1等と特等は機内食みたいに
食事やドリンクサービスがあったりと、飛行機に負けないサービスがある。
その食事がめちゃくちゃ美味しかった!1等の価値。十二分にあり!

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地球の歩き方や、雑誌のFIGAROに載ってるマラガって、バルと遺跡と美術館しか
ないような、田舎の街なイメージだったけど、実際はとてもオシャレで、
衣食住が充実してる街だった。
ピカソが生まれた街でもあり、ピカソ美術館がある。
ピカソって人の絵が多くて、心の内面を描いたのが多かった。
男女の性的な感情、自分の在り方、親への想い。
そんなのが見れて、いままでの美術館でイチバン行って良かったと思える。

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夜は地元のバルで楽しい食事。
生ハムはフォークで食べたら『ラマン!!』(女、愛人)って店員に笑われて、
スペイン語と日本語を教え合って、写真撮って、暖かかった。

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日本人らしき人にほとんど出会わない街で、旅の終わりが近づいてることを
感じてきて、少しでもこの空気を吸い込んでいようと全身で過ごした。


AVEからの車窓。
空が違った。

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マラガ

by rokkodaiterasu | 2008-06-20 23:40 | 2008.5 Europeの旅


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